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現実はこんなもの
(2008-12-28)
読み物としては低レベルは否めないが、内容はこととおり。今の日本でブラックでない会社を探すほうが困難では。労働者はいつの時代でも搾取されるばかり。自分の会社と比較して「まぁまだうちの会社はましなほうかな」と安堵するには良書だと思う。
日本社会の病巣
(2008-12-14)
ブラック企業・・・ネットや某匿名掲示板で検索すれば、いやというほど情報を得る事ができるが、もっとも、真偽の見極めは当人しだい。
この本はネット上で既出の情報を単に切り貼りしただけではなく、ムネカタ氏が独自で得た情報も数多く掲載されているので労力をかけている事が伺える。
その中でも特筆すべきはブラック企業にかつて務めていた社員のインタビューであり、生々しくもおぞましい内容に驚かされる事だろう。
とても社会人とは思えない言葉遣いが日常的に飛び交う企業
社員を全く信用せず、携帯電話を回収の上チェックするというプライバシー侵害行為を平気で行う企業
長時間拘束しておきながら信じられないほどの薄給
まるでカルト宗教のごとく「売れ売れ」と社員に説く企業
自称「体育会系」の名の下に傍若無人な振る舞いが横行する企業
しかし、そんなコンプライアンスに疎く社員の人権を無視しているような企業が企業としての体裁を保っているという現実。
そして、某英会話教室や某大手派遣会社のようによっぽどのことがなければ世間から糾弾されないのが現状。
ブラック企業とはまさに日本社会の病巣といえるだろう。
巻末にムネカタ氏は諸悪の根源はアメリカにありと記していたが、主張は理解できるが、果たして全ての諸悪の根源はアメリカにあるのだろうか?
そこは疑問である。
内容はそこそこ面白いが、文章が陳腐
(2008-09-23)
ブラック企業の内情を知るという意味では読んでもいいと思う。
堅い文章ではないのでスムーズに最後まで読めるし、為になる
ような感じはしなかったが、読んでいて面白いと感じた。
読んだ感想としては自分が勤めていたブラック企業に対して
なんだかんだといいつつ愛着はあったような感じがあったり、
逆にすさまじく毛嫌いしている人もあったりと、なるほどと
思った。
事実は面白いがブラックの基準には無理がある
(2008-09-05)
セガや日本NCRの隔離部屋、日本IBMのリソースプログラムなど、成績不良社員をやめさせるための社内イジメはたしかに読んでいて辛い。ただ日本では厳格な基準をクリアしなければ解雇はできない(成績が悪いという理由で解雇することはほぼ不可能)からこそ、会社はこういった表に出ない陰湿な手段に出てくるというのも真実の一側面だ。
もちろんこういうイジメは違法性が高いから、法廷に持ち込めば社員側は勝利する。それはそれで正義なのだが、そうすると企業側に「正社員を雇っても解雇できずコストがかかるので、非正規社員をコキつかえばいい」という発想が生まれ、冒頭に出てくるような派遣社員の酷使、彼らへの暴力事件が生じるのも事実である。
あるブラックを解消すれば、別のブラックが生じてしまう、という構造があって、どの立場に立つのかによって、ブラックがグレーにも白にも見えてしまうのが、企業の怖いところだ。
「光通信がそんなにひどい会社だとは思わなかった」という元グループ社員の話は象徴的で、よく体育会系の営業会社はブラックだと言われやすいが、留保が必要である。ある種の人々にとっては体育会系の厳しい会社のほうが居心地がいいし、逆に机に座って資料を読むのが地獄のようだという人もいるのだから、業務内容やノルマの厳しさをもってブラックと定義づけるのは無理がある。同じく同族経営がブラック、というのは、中小企業の大半がファミリー企業である事実を無視している。いい同族と悪い同族があるだけだ。
組織ぐるみの犯罪行為は厳しく罰せられなければならないが、労働条件、労働環境だけで判断するのは本当に難しい。本来は、そこに自分の成長や将来の夢を描けるかどうかが本当に重要で、夢も希望もなく搾取のみがある重労働は、人間を疲弊させるだけだろうし、それこそがブラックなのだと思う。
なんかやばいなと思ったら手にとってみて
(2008-08-12)
何かやばいかも?うちの会社、と思ったら読んでみて。
中にいると人間って環境に慣れてしまう生き物だから。
違う、ずれている、ということに気づかないもの。
そういうときに立ち位置を確かめるためにも…

